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Dis- 紅玉家の運動会 午後の部

やっと続きを書く気になりました。

◆ ◆ ◆

愛紗
(……救護班員に休憩時間なんて無かった……)


「1時半にもなってやっと食事交代って、休みあと30分しか無いじゃないの。お腹空いたぁぁ~……って、あぁぁぁぁ! 焼きそばパン売り切れてるー!!」

愛紗
(そりゃあ、こんな時間に来ればね……)

◆ ◆ ◆

歌鈴
「はい、では時間となりましたので午後の部を開始します。まずは班対抗選抜リレー!
 全員班指定の制服を装備(制服の無い班は私服)、アンカーは班長というのがルールです。
 飛べる子は飛んでもいいけど、コースは外れないでね」

鳴月
「位置について……用意……」

パァン!


(あれ、スターターに姉さんがいる……)

愛紗
(複数班のかけもちって、こういうとき大変……)
※救護班アンカーでもある。

◆ ◆ ◆

歌鈴
「おぉぉっ! 彼方ちゃん速い! 彼方ちゃん個人の速さに加えて、私服の機動力を生かした地方管理班、非常に有利に進んでいます! そして彼方ちゃんを同じく凄い速さで追い上げる紫苑ちゃん! 1歩で3m以上進める脚力を生かして、彼方ちゃんとの差を縮めています!」

鳴月
「体格差を考えると信じられないことですね。ついに抜かして次の走者へバトンタッチです。
 班ごとに見ていくと、救護班や営業班は苦戦しているようですね。営業班女子は膝下10cmのスカートとストッキングという衣装ですし、救護班男子も風にあおられる白衣が大変邪魔そうです」

灯花
(衣装ハンデつけてほしいにゃ……)←営業班

歌鈴
「あら、紫苑ちゃん早くも二度目の疾走! 午前の騎馬戦で被弾し落馬した際、馬に踏まれて内臓損傷の重傷を負った戦闘班員の代走ですって」

鳴月
「戦闘班も、基本的には身体能力の高い疑似生命ばかりが配属されますから、序盤から堅実に上位を保っていますね」

◆ ◆ ◆

歌鈴
「ついにアンカー到達! 最初にバトンを受け取ったのは戦闘班のようです!」

鳴月
「さすが運動のプロフェッショナルたちですね。後半一気に追い上げ、逆転してきました」

歌鈴
「それを僅差で追うのは特殊情報班。他の班も続々とラストスパートをかけてきています。あ、愛紗ちゃん飛びました! カメラカメラカメラ!!」

鳴月
「当然動画ですよね?」

歌鈴
「緋色の天使が懸命に羽ばたいています! かっわいいいぃぃぃ!!」

鳴月
「ちょっと、マイクに鼻血吹かないでください!!」

歌鈴
「可愛いは正義!! 萌え死ねば本望!!」

火紗
「……既に実況になってませんわよ」

愛紗
(もうゴールしたし……)
※複数班で走ったが、いちいち着替えるわけにもいかないので最初から救護班制服だった。

◆ ◆ ◆

歌鈴
「えーと、次は……あら、雨だわ」

鳴月
「そういえばさっきから曇って――」

ザアアアアアアアアアアア!!

歌鈴
「きゃああああああ!! 一気にきたあああああ!!」

鳴月
「総員、直ちに第2体育館へ退避!!」

ドドドドドドドドド!!※注:雨音

歌鈴
「いやーっ! テントから出たくなーい!」

鳴月
「こんなんじゃ何処に居ても多少は濡れますよ! それに、中断するにしても、この雨じゃ閉会式も出来ないでしょう」

歌鈴
「むー、わかったわよ……」

◆ ◆ ◆

歌鈴
「あーん、びしょ濡れ―!」

真燐
「歌鈴ちゃん、大丈夫?」

歌鈴
「!! 真鈴ちゃん……それ素敵ね!」

真燐
「え?」

歌鈴
「濡れ濡れでえろいわー! きゃあああああ!! はっ、そうだ! 濡れ濡れのみんなをこの機にじっくり観察!」

真燐
「……いいけど、風邪引く前に拭いたほうがいいわよ、歌鈴ちゃん……」

◆ ◆ ◆

鳴月
「えー……豪雨により屋外運動場の状態が最悪で運動会続行は不可能と判断しましたので、これより閉会式を開始します」

歌鈴
「途中までの得点しか出ていなくて残念ですが……結果発表! 赤組211点、白組225点! よって今年は白組の勝利でーす!」

白組
「ワァァアアアアアアアアア!!(歓声)」

赤組
(くそっ……飛行戦車レースの前に中断するなんて!!)
※小人型の部一位が赤組(というか愛紗)なのは確実だった。

白組
(危なかったー)

◆ ◆ ◆

嵐牙
「よっしゃーあ!! 勝ったぁぁー!!」

火紗
「凄い喜びようですわね……」

嵐牙
「どっちが勝つか引退寮の仲間同士で賭けてたんだ。内心、絶対赤組だと思ってたんだけどな」

火紗
「白組に居ながら赤組支持ってどうなんですの……」

嵐牙
「だって、愛紗がいたら騎馬戦も飛行戦車レースも強そうだったし」
※ただし愛紗は騎馬戦で早々に落馬した。

火紗
「白組には、最速の紫苑がいるじゃありませんの」

嵐牙
「でも、騎馬戦と飛行戦車レースは持ってかれると思ってた。いやー、雨降って助かったー!」

火紗
「でも、せいぜいジュースとか食事とかでしょう?」

嵐牙
「いや、今度あいつらと行く4泊5日温泉旅行の費用」

火紗
「高っ!!」

嵐牙
「赤組は確か、杏璃と笛吹だったな」

火紗
「2人で……5人分の旅費……? 恐ろしいですわ……!」

◆ ◆ ◆

歌鈴
「――それでは! これにて閉会式を終了します! みんな、お疲れ様でした!」

鳴月
「風邪を引かないように、各自しっかり自己管理してくださいね。では、解散しましょう」

◆ ◆ ◆

彼方
「……笛吹さん、大丈夫ですか?」

笛吹
「……旅費の総額は……幾らくらいだった……?」

真燐
「何だか半分死んでるわね、笛吹くん」

杏璃
「私も内心、そんな感じです……」
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